専門クリニックの選び方
自毛植毛の最終目標は、自然な仕上がりと密度です。本人が薄毛と自覚せず、他人からも薄毛と思
われない程度の密度を確保することです。そのために、世界中の専門医がさまざまな植毛を考案して
繊細な技術が開発・工夫されてきました。そして、頭髪の最小単位である毛包ごとに移植する毛包単
位移植(FUT法)が現在の主流になっています。現状では、手作業によるドナーの株分けと、手作
業による植え込みのFUT法が最も優れた効果的な方法として確立しています。自毛植毛先進国のア
メリカでは、手作業の植毛に熟練したスタッフを養成することこそが、質の高い自毛植毛を提供する
上で、最も大切だと考えられています。では、質の高い自毛植毛の特徴を紹介しましょう。
- 限られた数の植毛用毛髪(ドナー)を、すべて無駄なく採取する
- 植毛株に損傷を与えず、迅速かつ丁寧に植毛する
- できる限り高い密度で植毛する
- 自然な毛の流れを整える
- 既存の髪の間に移植しても既存の髪(元の髪)にダメージを与えない技術
- 一度で大量(2,000~2,500株以上)の植毛を行う
- 少ないドナー量でも、最大限の植毛効果が望めるような植毛配分をする
- ドナー採取後の傷を目立たなくするような縫合技術を身につける
- 患者への負担が少なく、安全な麻酔技術を身につける
- 合併症を抑える技術がある
- 将来の薄毛進行を見据えた植毛デザインを行う
- 自毛植毛を専門にしている
- 豊富な自毛植毛件数の実績がある
- モニター症例の結果を多く提示する
このような質の高い自毛植毛を提供するには、豊富な経験と高度の技術を身につけたスタッフによる手作業の医療技術が必要となります。
特に、虚血時間(毛根に血が通っていない時間)が短いほどドナー株の鮮度を保ち、定着率が高まるため、自毛植毛はスピードの速さ=クオリティの高さとなります。
欧米の一般的な自毛植毛の現場では、株分けに3~4時間、植え込みに4~5時間費やすのが平均的ですが、当院では株分けを30分で行い、2,000株の植毛なら2時間程度で完了させることが可能です。
その成果が定着率95パーセント以上という成績に表れます。