第11回イタリア毛髪学会(ISHR)のご報告
イタリア毛髪学会 (ISHR)の第11回国際会議が2006年5月29日~31日の間、イタリア南部のバーリで開催されました。
NHT紀尾井町グループの柳生元院長が招待され、臨床研究の成果を15分間の講演の形で発表しました。タイトルは “Orientation of Natural Multi-hair Follicles” でした。この発表は、出席者の多くから「内容がとても印象深い」「有益な研究」「わかりやすい発表」と賞賛されました。発表後の休憩時間にも多数の参加者から質問が続き、大変好評でした。
学会の会場は、由緒ありそうな館の広間でおこなわれ、通常の学会とは少し異なった雰囲気で優雅な趣のある会でした。イタリア語と英語の同時通訳が完備していました。
植毛に関して、多方面にわたる臨床研究が発表されました。中でも、米国のP. Straub博士の「invisible scar法によるドナー縫合部の1年後の成績」、イタリアのF. Sisto博士の「約100%の高密度での植毛」、イタリア語が堪能な福岡の長井博士による「磁場を応用した薄毛治療の育毛効果」などの研究発表が印象に残りました。