第12回イタリア毛髪外科学会(ISHR)のご報告

イタリア毛髪学会 (ISHR)の第12回国際会議が2007年6月1日~2日の間、イタリアのミラノで開催されました。

今回の学会会長は世界的に著名なGambino博士でしたので、アメリカから国際毛髪外科学会の歴代会長が多数参加し、ほかにも世界中の著名な植毛専門医が集まり、かつてない大変な盛会でした。
会場は世界超一流の豪華ホテルとして有名なHotel Principe di Savoiaで、2日間の研究発表とパーティーが行われました。今年もイタリア語と英語の同時通訳が完備していました。

この学会でNHT紀尾井町グループの柳生元院長が研究発表をおこないました。演題は”Concentric Circular Incision and Prevention of Donor Hair Transection”でした。発表後に多数の出席者から「素晴らしい発表」「有益な研究」「明日からさっそく自分の手術の参考にしたい」などと賞賛され、大変に好評でした。

今回の学会でも多方面の内容の臨床研究が発表されました。なかでも、テレビや雑誌のメディア討論、生え際のデザイン、細胞培養の臨床治験、頭皮の酸素飽和度、体毛の植毛、FUE、女性の植毛、などの研究発表が印象に残りました。
大変に熱心な討論で盛り上がり、予定時間を大幅に延長した進行で、臨機応変にスケジュールを組み替えながら最後はちゃんとおさめるイタリア人のフレキシブルな対応も印象的な学会でした。






今回ご紹介した世界のリーダーの先生方のうち数人はご自身が植毛体験者です。