第2回アジア毛髪外科医学会(AAHRS)のご報告
第2回アジア毛髪外科医学会(AAHRS)に、紀尾井町クリニックの柳生元院長が出席し、2012年5月13日に自毛植毛に関する研究発表をおこないました。発表演題は「Perioperative beta blockade therapy and safety of hair transplantation」でした。
心臓疾患でベータブロッカー治療を受けている患者さんで、安全な手術をおこなうための薬の調節方法を解説したものです。臨床の場で有益な情報を、循環器専門医でない医師たちに分かりやすく説明しました。
ソウル
第2回アジア毛髪外科医学会(AAHRS: Asian Association of Hair Restoration Surgeons)が韓国の首都ソウル市で2012年5月10日~13日の4日間開催されました。ソウルはビル街に車があふれて活気のある大都会でした。学会の会場は、近代的な設備で広大な敷地の国際会議場でした。
発足2年目で、アジア各国から約200名の医師と看護師が出席し、欧米から多数の著名な植毛医たちも参加して、熱心な議論が連日交わされました。
今回の学会では、自毛植毛治療の手術手技が中心に討論されました。世界各国の植毛医たちが、それぞれの経験を寄せ合って、日頃の治療で創意工夫した手術手技の詳細が比較検討されました。初心者にとても参考になる内容の発表が組まれていました。地元の韓国をはじめ、アジア各国から、植毛に関心がある医師が多数集まって、熱心な討議が交わされて盛会でした。