ケロイド体質or担当医の技術レベル?(柳生医師のご見解についてさんの投稿)
過日この掲示板で、柳生医師は以下のような趣旨を発言されておりました。
「術後の発毛状況はクリニックの技術レベル(担当医の技術度)に左右される・・・」と。
ご見解の内容に理解はいたしましたが、医師・クリニックの技術差という側面は捨象し、被験者がケロイド体質(含脂厚性瘢痕)の場合、術後の発毛状況に影響はあるものなのでしょうか? 「影響あり」の場合、同理由についても言及下ると助かります。
柳生医師のご見解について
お返事
柳生医師のご見解について様へのお返事
ケロイドと肥厚性瘢痕とは別の物です。日本人の場合、ドナー採取部の傷が白人よりも幅が広くなりやすい傾向があると言われていますが、肥厚性瘢痕になる率はあまり高くありません。まして本当のケロイド体質の人は、わりとまれです。
肥厚性瘢痕の人の場合、移植部のスリットが肥厚性瘢痕になったという話はあまり聞きませんので、移植株の定着や発毛に関しては、ほとんど問題にならない程度の影響だと思います。
ケロイド体質の人の場合は、スリットも含めてあらゆる傷がケロイドになる可能性が高いので、移植株の定着や発毛率も低下すると言われています。
以上、ご参考になさってください。
医師 柳生