Single-scar Harvesting について(匿名さんの投稿)
他院での掲示板に
「縫合傷から毛を生やす縫合方法」とはおそらく※Single-scar Harvesting Techniqueと呼ばれる方法と思われますが、これはドナーを採取して仕上げに毛髪を含んだ表皮の(ごく表面部分)皮膚を斜めにシェーブする方法で、瘢痕が目立ちにくくなるというメリットがありますが、一方で、縫合創からさらに余分な皮膚を切り取らなければいけないので通常の場合以上にテンションがかかり易くなり、ドナー部の縫合には向かない場合があります。瘢痕から毛が生えてくるとはいえ、定着率も格段に下がる(おそらく50%位)ものと思われます。
とありました。やはり傷跡を目立ちにくくするといったメリットに対しては定着率を下げなければならないというデメリットがあるのでしょうか。
匿名
お返事
匿名様へのお返事
trichophytic closure の場合ご指摘のように皮膚の緊張がかなりタイトな方の場合には適しません。 基本的に傷の縫合では、皮下をしっかりと寄せてあげる事が大切で皮下の部位に関しての緊張には変わりがありません。
定着が落ちると言う意味がよく判りませんが移植部とドナー部は全く別の部位であり、ドナーを寄せる際に移植部の皮膚には影響がございません。 定着にはtrichophytic closureで縫合しようが一般的な縫合をしようが変わりは無いとお考え下さい。
ご不明な点がございましたら、カウンセリング時にお尋ねください。
医師 丹治