治療例の写真による懸念について(こーきさんの投稿)

こちらの治療例の方ですが、
http://www.nhtjapan.com/example/ni_monitor_mo.html

1回目で左右M字部分を埋めていますが、5年後の2回目手術時には明らかに1回目M字植毛部分が抜けてしまっているように思えます。

該当部分は術前から無毛状態ですので、植毛前からあった毛が抜けてしまったわけではないと思います。

これを拝見しますと、後頭部から移植したドナーは生涯生え続けるというのは事実ではないということでしょうか?場合によっては5年程度で抜けて細く見えないぐらいになってしまうのでしょうか?とても心配に思います。

こーき

お返事

こーき様へのお返事

ご投稿有難うございます。
ご指摘の画像を確認させていただきました。確かに掲載画像上は一見するとご指摘の通り薄く見えてしまいますが、1回目の術前の移植部位は無毛ではなく、軟毛化した頭髪が少し残っている状態でした。掲載画像上でも移植部位は全くの無毛状態ではなく、薄く軟毛化した既存毛が若干残っている(特に左側М字)様子がご確認いただけるかと存じます。判断し難い画像を掲載してしまいご心配をおかけしてしまいましたが、移植毛が抜けたり、細くなったりしたのではなく、5年の経過で残っていた軟毛が更に産毛化したことと薄毛範囲が広がったことが薄くなった原因でございます。
「ドナー頭髪は身体のどこの部位で移植しても本来の性質を受け継ぐ」という頭髪の特徴(ドナードミナント)を基礎として発展してきたのが自毛移植術です。ドナードミナントは数十年前から医学的に証明され尽くされている頭髪の特徴であり、通常の経過で生え揃った移植毛が再び抜け落ちたり、細くなったりするようなご心配はないとお考え下さい。

医師 林