MFUの作製・使用について(YAMAさんの投稿)

以前、貴クリニックで植毛をした際、植毛手術後に1本毛株、2本毛株、3本毛株等の各個数をご説明頂いたのですが、これらの株というのは、以下のような認識で間違っておりませんでしょうか?
ちなみに、私の場合は、日本人には珍しく、3本毛株がかなり高い割合で採取できたとの説明を受けました。
1本毛株: 一つの毛根から1本の毛が生えている株
2本毛株: 一つの毛根から2本の毛が生えている株
3本毛株: 一つの毛根から3本の毛が生えている株
 ・
 ・

基本的に貴クリニックでの植毛においても上記の株が中心になってくるかと思われますが、これらの株以外にMFU(貴クリニックで言うダブルフォリキュラーグラフトかと思われますが)というものがあるようなんですが、MFUは、どの植毛においても多くの数が作製され、使用されるものなんでしょうか?
逆に、MFUを多数作製するケースやMFUの作製・利用メリットというのはどのようなものなんでしょうか?
素人考えでは、株分けにおいて、上記の2本毛株や3本毛株あるいは4本毛株が多く採取できた場合には、あえてMFUという大きめの株を作製する必要もないように感じるのですが・・・

YAMA

お返事

YAMA様へのお返事

主に3種類の移植株に切り分けて移植を行いますが、実際には個々のドナー密度によって一株に含まれる頭髪の本数には幅があります。各々の株に含まれる頭髪本数としては、レアーケースを除いて、*シングル株(1−2本)*フォリキュラー株(1−3本)*ダブルフォリキュラー株(2−4本)になります。ダブルフォリキュラー或はマルチフォリキュラーという言葉なので、とても大きな株(2倍?)をイメージされているようですが、現在、当グループでのダブルフォリキュラーとフォリキュラーには、大きさを含めて大差はありません。現在、殆どがフォリキュラー株レベルの移植とお考えいただいて差し支えございませんが、個々の移植条件(ドナー密度・移植密度・移植範囲・移植部位など)によっては、ダブルフォリキュラー株を中心に株分けして移植することがあります。実際には、個々の移植条件(ドナー密度・移植密度・移植範囲・移植部位など)を考慮し、どの株が有利なのかを判断したうえで、切り分ける株の種類や数を決めさせていただくことになりますが、イメージされているような大きな株を用いることはありません。

医師 林