密度について(ヒロさんの投稿)
お忙しいところ失礼します。個人差もあると思いますが、髪型、髪の太さ、黒さの人が日光にあたって地肌が見えるくらいになるには平均的な密度が何パーセント以下に低下したときでしょうか?
ヒロ
お返事
ヒロ様へのお返事
ご質問、ありがとうございます。
ご指摘の通り、薄毛が目立つか目立たないかの程度は、様々な要因に影響されます。髪の見かけ上の濃さに影響する要素は、髪の色、髪型、髪の太さ、光線の波長や強さ、などのほかにも、髪の濡れた程度や乾燥度、直毛かカール毛か、毛の生える角度、毛の並びかた、頭皮での分布、などがあげられます。
茶色のカール髪の白人の場合、濡れた髪で強い光線のもとに立った場合に本人が最初に薄毛に気がつくのが、密度が40〜50%になったときで、このときは日常生活では、まだ周囲の人には薄毛に気付かれないという研究があります。それが20〜25%にまで髪の密度が低下すると、ほとんどの状況で周囲の人から薄毛を指摘されるようになるというデータです。
日本人でこのようなデータはまだありません。黒い髪は地肌との色のコントラストが大きいので、隙間ができたときに地肌が目立ちやすい傾向があります。髪が濡れたときに本人が最初に薄毛に気がつき始めるのは、経験的には髪の密度が50〜60%前後になったころだろうと思います。
医師 柳生