2回目の手術について(ササキさんの投稿)
こんばんは。
2003年頃、NHT式自毛植毛を受けた者です。
ドナー部の毛質が細かったせいもあり、結果は今ひとつ満足いくものではなかったので当時は2回目は考えなかったのですが、あれから7年経過しており、技術も当時より相当進歩しているのでは、と思い、そうであれば2回目を検討したいと思っています。
この7年で劇的な技術の向上などございましたでしょうか?移植可能な株数が増えた、など。。
ご回答よろしくお願いします。
ササキ
お返事
ササキ様へのお返事
既存の髪の薄毛が進行して、移植毛だけが残った場合、手術後よりも髪の濃さが減少したように感じやすいものです。その場合、2回目の植毛で密度を追加されれば、生涯生え続ける髪でほぼ満足できる髪の密度を回復することができます。一般的には、ほとんど髪がなくなった部分でも、同じ範囲に2回の植毛をなされば、ほぼ普通に近い見栄えの外見を回復することが可能になります。
当院では、常に世界最先端の手術の技術を導入しながら、自分自身でも独自の工夫を重ねていますので、数ヶ月〜半年単位で何らかの形で手術手技を改良しています。結果的に、最近おこなっています手術は、いろんな意味で5〜7年前とは、すっかり違う手技の手術になっています。
ドナー採取部の傷跡も、以前とはずいぶん違う仕上がりになっていますし、複数回の移植でも採取できるドナー量はずいぶん増えています。
手術結果の具体的な進化の一部は、当院のHPの体験者写真集の内容を注意深く比較していただければ、いくつか気付かれる点が見つかることでしょう。
現状の技術レベルに満足することなく、貪欲に最新の技術を導入し続けながら、工夫を重ねることで、われわれ自身が常に変化し続けています。
外科手術は常に進化し続けます。将来の進化を現時点で予測することはできませんが、現時点で最善と思われる手術手技を、常に皆様にご提供し続けていきたいと思っています。
医師 柳生