WFUについて質問です(タカさんの投稿)
貴院では頭頂部付近にはWFUを使用されていますがメリットとしては一定の面積でスリットの数は一定なのでSFUよりWFUでの埋め込みの方が密度では有利と言う事でしょうか?
密度面のことだけを考えると前頭部などでもWFUの方が優れているのでしょうか?
発毛率についての有効性はホームページ上に記載されており認識しておりますが、密度面については記載されいない為WFUの密度面の優位性が不確かです。
つむじ付近には有効な株としか説明されておらずなぜ使用すのかが詳しく説明されいませんので詳しく専門的でもいいのでお願いします。今私のホームページ上でも上記の事が話題になっており皆が回答をお待ちしている状態です。電話などでの質問では記録に残すのが難しいのと皆で貴院の回答を財産にしたいとの考えで掲示板に書き込みさせていただいています。
毎回めんどうな事ばっかり質問していますがよろしくお願いします。
タカ
お返事
タカ様へのお返事
まず密度は移植面積とドナー採取面積で決まります。ご自身のドナー部の密度が基準となります。従ってドナー密度の低い方では移植本数は少なくなります。
移植面積の1/4の面積をドナーとして採取しこれを均等に移植いたしますと25%での密度アップとなります。1/3を採取いたしますと33%での移植となります。
次にグラフトについてですが、右側の手術手順をご覧いただきますと判りますがマイクログラフト フォリキュラー・グラフト ダブルフォリキュラー・グラフトに分かれます。 それぞれ株の大きさが異なりますので当然スリットのサイズも異なります。 従ってスリットの数も異なります。スリットの数は採取した株の数ということになります。
生え際やつむじ部では移植毛は太いしっかりとした髪が生えてきますので、マイクログラフト フォリキュラー・グラフトがより好ましいかと思います。また既存の髪が多く毛穴と毛穴の間が狭い場合には、頭頂部付近でもスリットが小さいシングルフォリキュラー・グラフトを使用することもございます。
ダブルフォリキュラー・グラフトでは一株あたりの髪の本数が多くボリュームを出し易い株といえますがその分スリットが大きくなります。
しかしドナー部の状態は人様々です。ダブルフォリキュラー・グラフトを作っても2本毛+3本毛の5本毛のダブルフォリキュラー・グラフトもあれば1本毛+1本毛の2本毛のダブルフォリキュラー・グラフトもあります。
個々の方でドナー密度、脱毛の部位 広さ 程度は異なります。個々の方の状態にあわせ株を使い分けるとお考え下さい。
治療前の無料カウンセリングは、一般論ではなく個々の状態を拝見させていただき、より効果的な治療についてご相談させていただく上でも大切とお考え下さい。
医師 丹治