第13回日本臨床毛髪学会(JSCHR)のご報告
第13回日本臨床毛髪学会(JSCHR)の学術総会が、2007年11月24日と25日の2日間、東京で開催されました。
今回の学会は、紀尾井町クリニックが主催しました。NHT紀尾井町グループの紀尾井町クリニック、大手町クリニック、梅田クリニックのオールスタッフが50人以上で総力を挙げて本学会を準備して運営しました。ことに理事長の林博士と柳生元院長と事務スタッフが綿密な打ち合わせのもとに、1年間準備をすすめて来て、今回の学会を成功させました。
学会は大変な盛況で、関係者各位から、素晴らしい学会だったと大好評をいただきました。
今年は例年以上に参加者が多く、熱心な議論で終日盛り上がりました。
海外からのゲストとして、国際毛髪外科学会(ISHRS)の元会長Rose先生ご夫妻と、ISHRS幹部のEpstein先生をお招きしました。お二人とも多忙なスケジュールを調整して日本の学会に参加してくださいました。しかも膨大なデータをまとめた臨床研究と手術手技の発表を準備され、それぞれの先生が、24日に1回、25日に3回の招請講演を熱演してくださいました。
また、韓国から李先生、中国から王先生をお招きして、ご講演いただきました。
さらに今回は特記すべきこととして、海外から一般参加のご希望のお問い合わせが多数寄せられました。イタリア、アメリカ、オーストラリア、イスラエル、イラン、韓国などから合計10人の参加希望のお問い合わせがあり、最終的には、オーストラリア2人、韓国3人の合計5名の先生方が日本の学会に参加されました。このうちお二人の先生方による2題の一般演題研究発表も実現しました。日本の学会も国際学会の様子を呈してきました。
また、今回の学会では初めて同時通訳を導入しました。日英・英日の両方の同時通訳を準備して、すべての研究発表を2カ国語で放送しました。この試みは参加者の先生方から大変好評でした。実際に同時通訳の担当はすばらしい能力の専門家の方々で、日本語の一般口演も流暢で洗練された格調高い英語ですべて同時通訳されました。もちろん英語の講演も、専門的学術用語も含めて完璧な日本語に翻訳され、ご参加の先生方多数から感嘆の声が寄せられました。