第10回ヨーロッパ毛髪外科学会(ESHRS)のご報告
第10回ヨーロッパ毛髪外科学会(ESHRS)およびライブ手術ワークショップの第10回学術総会が2007年5月24日~27日、フランスのパリで開催されました。
今回は第10回目の記念大会で、世界的に著名なFrechet博士が第1回目に続いて会長として学会を主催されましたので、アメリカから国際毛髪外科学会(ISHRS)の歴代会長が多数出席し、他にも世界中の著名な植毛医が集まり、大変に盛会でした。
NHT紀尾井町グループの柳生元院長は研究発表を2題おこない、参加者からexcellentな研究だと大変好評を得ました。発表演題は ”Prevention of Donor Hair Transection”(5月24日)と”Concentric Circular Orientation”(5月26日)でした。
特に学会初日昼前のセッションでは、ISHRSの歴代会長たちに並んで発表と討議をおこなう光栄な機会を得ました。
今回の学会での話題は、自然な生え際、毛根を傷つけないドナー採取法、傷の見えないドナー部縫合Trichophytic closure、毛根細胞培養、FUE法などが中心で、ほかにも多方面の内容の研究発表がおこなわれました。
今回ご紹介した世界のリーダーの先生方のうち数人はご自身が植毛体験者です。