第9回ヨーロッパ毛髪外科学会(ESHRS)のご報告

第9回ヨーロッパ毛髪外科学会(ESHRS)およびライブ手術ワークショップの第9回学術総会が2006年5月25日~28日、スイスのチューリッヒで開催されました。

NHT紀尾井町グループから柳生元院長が参加して研究発表をおこない、参加者から大変好評を博しました。発表のタイトルは ”Natural Follicular Orientation in the Front Area” でした。

この学会ではいずれも指名演者の形で発表がおこなわれました。学会の参加者は、ヨーロッパ各国やアメリカ、東南アジア(タイ、台湾、シンガポール等)、日本などから多数の植毛医が集まり盛会でした。

学会では植毛に関する多方面の研究が発表されました。主な話題は、FUE (Harris法)、invisible scar法によるドナー部縫合、mega session、前頭部や側頭部の植毛、薬物治療、expander法、毛髪cloning研究、毛根を傷つけないドナー採取法などでした。

中でも興味あるテーマとしては、通常の3倍量のドナーを採取する方法、invisible scar法による術後の傷を実際の患者さんで診察する症例提示などがありました。