自毛植毛のメリットとデメリットはなんですか?
自毛植毛の最大のメリットは、移植した部分に自分の髪が生涯生え続けることが期待できる点です。当然ながら、まわりの髪と髪質や色が同じですから仕上がりが自然で、違和感なくボリュームアップができます。また、植毛後は面倒な手入れなどは一切ありません。放ったらかしておいても、そのまま一生、髪が伸び続けます。もちろん、散髪やパーマ、カラーリングといった、髪のおしゃれを自由にできますし、激しいスポーツや水泳なども制約なく楽しむことができます。
では、デメリットは何でしょうか?自毛植毛は今ある髪を薄毛部分に分配し、髪全体のバランスを整える方法のため、髪の総数は増えません。そして、移植した髪が十分な長さに伸びるまでには1年近くかかります。さらに、ドナー(移植用の毛髪)は頭皮ごとに採取するため、採取部に線状の傷痕が残ります。くり抜き法(FUE)では、多数の白い斑点状の傷跡が残ります。理髪店でも気づかれないくらい些細なものですが……。これらの点は、デメリットではなく、自毛植毛のリミットと捉えています。