育毛・養毛、かつらとの比較

カンタン比較 育毛剤 vs かつら vs 自毛植毛

あなたが優先したい項目はどれでしょうか?
代表的な薄毛対策である3つの方法について、その特徴をまとめました。

育毛剤 かつら 自毛植毛
効果 効果は個人差が大きく、現状維持の場合も。効果が出るまでに時間を要する 直ぐに薄毛を隠せる。量や形も自在 自分の毛が生える。生涯に渡って生え続ける事が期待できる
生え揃う期間 スローペース。継続的に対応しなければならない 作った時から望みの本数が生え揃う 治療は数時間で完了。生え揃うのは、10〜12ヶ月必要
費用 価格は様々だが、経済的な負担が生涯続く メンテナンス等で経済的負担が生涯続く 平均1、2回の治療のみ。その後の費用は不要
手入れ 継続してケアを行う必要がある使用中止すると効果も消失 3年から5年ごとに買い替える必要がある。蒸れてカビが生えないよう注意が必要 自分の毛なので特殊なケアやメンテナンス等は一切必要なし。洗髪やカラーリング、スポーツも自由。
その他特徴 身体的負担が軽い。過度の期待は禁物。実際は抜け毛が減る程度の効果 風雨や人目を気にするなど、使用することが逆にコンプレックスになる場合も 一本の線状又は複数の米粒状の傷痕が残る。自然なヘアサイクルで成長し生え代わる。

育毛・養毛治療との比較

色々な育毛・養毛治療が、昔から広く宣伝されてきました。基本的には、育毛や養毛で薄毛の体質が改善するわけではありませんので、根本的な解決にはなりません。

過度な期待は控えて、脱毛の進行をおくらせたり抜け毛や薄毛の予防程度にお考えになるのが妥当でしょう。
育毛や養毛を長い年月続けると、延々とお金がかかり、累積の金額は膨大なものになりがちです。中止すると元の状態にもどります。髪のお手入れを続けられるのは良いことですが、ご自分の予算の範囲で、無理のないものを選ばれることをおすすめします。

自毛植毛では、手術後のメンテナンスは必要ありませんので、手術のとき以外に費用は一切かかりません。1回の治療で、生涯生え続けることが期待できる髪を手に入れるという意味で、自毛植毛はとても魅力的な薄毛治療ということができます。

かつら(ヘアピース)との比較


かぶるだけで高い頭髪密度が得られ、広い範囲の薄毛をカバーできるのは、かつら及びヘアピースのメリットと言えるでしょう。

しかし、また、「人前で取れたらどうしよう」という不安が常につきまといます。正常の髪よりも密度が濃く、不自然に見えがちで、その濃さに周囲の人が慣れてしまうと、かぶらない姿との落差が大きく、人前では寝ているときでもはずせなくなります。


かつらは、始めるときよりもはずすときのほうが、何倍も勇気が必要です。さらに、ヘアケアや作り替えなどで、一生使うと数千万円近い膨大な金額になります。

かつらやヘアピースの着用で特に問題なのは、長時間つけたままでいることで、頭皮が蒸れてカビが発生し、既存の毛根にダメージを与えてしまうことです。カビの感染が原因で永久脱毛になった部分は、二度と髪が生えてこなくなり脱毛範囲が拡大していきます。


脱毛や薄毛の治療に関しては、アメリカでは自毛植毛が主流なのに対して、日本ではかつらが主流という興味あるデータがあります。
日米間の文化の違いや価値観の違いもありますので、一概には比較できませんが、将来的には色々な方法の長所を生かして選んでいく必要があるでしょう。

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