術後の症状(7)膿胞
術後の症状第7弾です
今回は『膿胞』についてご紹介しますね
術後数か月~1年目頃まで、移植範囲に2~3個の
ニキビ状の赤い吹き出物が現れることがあります。
(毛のう炎による膿胞)
毛のう炎は毛包に菌が感染してできるものなのですが、
基本的には自然に治っていく事が多いです
また、小さいものは指で潰して内容物を押し出したり、
抗生物質のクリームを塗ると治りやすいです
たまに大きな毛のう炎(2~4mm程度)になる事があります
この時点で気になった方は、クリニックにお越し頂ければ処置させていただきます
または、ご自身で針で潰して膿を出してもらえば大丈夫です
ご自身で膿を出すのが難しい場合は、無理せずお近くの医療機関、
もしくは当院にお越しください
ただし、2~4mmを上回るような大きさになっている場合は、
特別な処置が必要となる場合があります
大事に至らないように、異常を感じた場合は、
お早目にお問い合わせ下さいね
また、移植範囲以外に、ドナー縫合部にも術後1ヶ月前後で
毛のう炎ができる事があります。
時に血液、または膿状の液が出てくる場合もあります
この場合も通常であれば1週間程度で自然に治りますが、
長引く場合は、抗生物質による治療が有効となりますので、
ご遠慮無くお早目にお問い合わせ下さい
上記の内容で、お問い合わせをいただいたお客様の
大半の方は追加の塗り薬や、看護師による処置で治まり、
「ほっとしましたー」と言ってご安心いただいています
もちろん、処置以外にも気になる事がありましたら、
術後のチェックなどでお気軽にお越しいただけますよ
気にせずご来院くださいね
それでは今回も最後までお読みいただいてありがとうございました